ブログ|バイオクリーンサービス

ブログ

厨房用天吊エアコンクリーニング。

image0_2.jpeg image1_2.jpeg image2_2.jpeg

 CAT:service01
厨房の天吊エアコンクリーニングです。

厨房用天吊エアコンクリーニング。

image0.jpeg image1.jpeg image2.jpeg

厨房の天吊エアコンクリーニングです。

バイオクリーンサービスのよもやま話~part8~

皆さんこんにちは!

バイオクリーンサービスの更新担当の中西です!

 

さて今回は

~方式選定のロジック:個別/セントラル/VRF/チラー方式🧩🏗️~

 

空調方式は快適・省エネ・工期・コスト・保守の“5辺形”のなかで最適点を探す作業です。ここでは代表的な個別(ルーム/パッケージ)・セントラル(AHU+チラー/ボイラ)・VRF(可変冷媒流量)の長短と、建物条件別の決め方を“判断フロー”でまとめます。🧭

 

1|各方式の特徴と向き不向き🧠
• 個別(ルーム/パッケージ)
o 🎯強み:導入コスト低・工期短・独立ゾーンの柔軟運転。小規模テナント/改修に最適。
o ⚠️注意:室外機置場・景観・外気処理の弱さ。台数増で保守点数↑。
• VRF(可変冷媒流量)
o 🎯強み:部分負荷効率・同時加熱冷房・細やかなゾーニング。改修でも配管径細く躯体影響小。
o ⚠️注意:冷媒量・漏えい時の安全設計、長距離配管の制約、メーカー専用部材依存。
• セントラル(AHU+チラー/ボイラ)
o 🎯強み:外気処理・大空間・長寿命・拡張性。熱源集約でBEMS最適化が効く。
o ⚠️注意:初期費用と機械室/配管スペース、バランシングと運転要員の熟練度。

 

2|判断フロー(簡易)🧾
1) 用途/規模:1000㎡未満・テナント分割多→VRF/個別を先に検討。1000㎡超・外気多→セントラル軸。
2) 外気負荷:人密度高/CO₂目標厳しめ→専用外気処理機+再熱が必要→セントラル優位。
3) 改修制約:シャフト不足/天井懐薄→VRF。機械室確保可・寿命20年超狙い→チラー。
4) 運用:24/365稼働・冗長要→N+1や多台数分散設計。夜間/休日偏在→個別/VRFの止めやすさが利点。

 

3|コストと省エネの見方💴⚡️
• CAPEX:機器+ダクト/配管+電源+構造。VRFは配管細い分ダクト費↓だが室内機台数が増えると逆転も。
• OPEX:部分負荷効率・清掃/フィルタ・水処理・更新サイクル。チラーは冷却塔/水処理の固定費が乗るが長寿命。
• KPI:kWh/㎡・ピーク電力・外気処理COP・再熱量・メンテ工数。

 

4|外気処理は別腹🍃
どの方式でも外気処理は設計の要。深冷却→再熱を前提に、全熱交換器+外気処理機(DOAS)を分離配置すると、室内側の制御が安定します。

 

5|冗長化・保守・更新♻️
• N+1(熱源/ポンプ/送風機)と多系統化で止めない。フィルタ/ベルト交換・コイル洗浄の作業性を図面で担保。
• 更新時は段階更新(階ごと/系統ごと)ができるレイアウトが◎。

 

6|NG→是正🙅→🙆
• NG:方式を“相場”で決める。→ 是正:外気・用途・改修制約・運用KPIの4項で比較表。
• NG:外気処理を室内機頼み。→ 是正:DOAS分離+再熱で湿度を握る。

 

7|まとめ🌈
方式選定は“建物×運用”の掛け算。外気/規模/改修/運用の4キーでふるいにかけ、冗長化と保守性で最後に決める。次回は熱源機の選び方へ。🔥

エアコン新設

image0_10.jpeg image1_10.jpeg image2_10.jpeg

エアコンの新設

エアコン新設

image0_9.jpeg image1_9.jpeg image2_9.jpeg

エアコンの新設

バイオクリーンサービスのよもやま話~part7~

皆さんこんにちは!

バイオクリーンサービスの更新担当の中西です!

 

さて今回は

~負荷計算の基礎:外皮・日射・内部発熱・換気・時刻変動🧮🏗️~

 

 

空気線図が“質”なら、負荷計算は“量”。どれだけの冷房・暖房・加湿・除湿が必要なのか——外皮(日射・熱貫流)、内部(人・照明・機器)、換気、浸入外気を足し合わせ、時刻別にプロットしてピークを見極めます。本回は考え方→式→落とし穴→実務の近道の順で整理します。📐

 

1|負荷の構成🧱
• 外皮負荷:窓・壁・屋根・床から出入りする熱。U値とΔT(外気-室内)で概算。窓は日射熱取得係数(η)が支配的。
• 内部負荷:人(顕熱+潜熱)・照明・機器。稼働スケジュールが命。
• 換気負荷:必要外気量に伴う顕熱/潜熱。夏は潜熱、冬は顕熱が重い。
• 浸入外気:隙間風・扉開閉。気密・風圧差・スタック効果に依存。

 

2|窓と日射の“インパクト”☀️
• 同じ室でも方位で負荷は別物。西日は短時間に高ピーク、南は持続、北は拡散光。
• ブラインド/ルーバの遮蔽係数で実効ηを下げると、機器容量を落とせる。室内側遮蔽より外付けが効く。🕶️

 

3|内部発熱のリアル🧑‍🤝‍🧑💻
• 人の顕熱/潜熱は活動で変わる。会議室は潜熱寄り、オフィスはPCと照明で顕熱寄り。
• 待機電力の積み上げを忘れがち。24h機器(サーバ/冷蔵庫)は夜間のベース負荷を作る。

 

4|換気負荷とCO₂📦
• 必要換気量は人員×外気量/人またはCO₂目標値で設定。外気が高温多湿なら全熱交換器や外気処理機を用意。
• 扉の開閉が多い用途(店舗/飲食)は浸入外気が支配的。風除室やエアカーテンで侵入潜熱を削る。

 

5|時間軸で見る⌛️
• ピーク同時性:西面窓と会議室のピークが重なると冷房容量は跳ねる。用途別ピークのズレを作る設計(ゾーニング)が省エネに効く。
• 熱容量:RC造は遅れが大きく、日中ピークを夜間にずらせる。ナイトパージと相性◎。

 

6|概算の“速い式”⚡️
• 外皮顕熱:Σ(U×A)×ΔT
• 日射:A×η×日射強度×遮蔽係数
• 内部:人×(顕熱+潜熱)+照明×W+機器×W
• 換気顕熱:1.2×V×ΔT(V[m³/s])/換気潜熱:0.68×V×ΔX(ΔX[g/kg]) > まずは概算で“効いている要素”を見つけ、詳細計算へ進むのが時短のコツ。⏱️

 

7|落とし穴と是正🕳️→🛠️
• 窓面積を侮る:設計終盤で機器容量が増え、ダクト/配管も太り天井が納まらない。→初期に遮蔽とガラス仕様を確定。
• 人員想定が甘い:オフィスのフリーアドレスで密度が日によって倍。→CO₂制御/VAVで変動対応。
• 換気“増し過ぎ”:感染症対策で常時最大外気→冬の乾燥/ドラフト。→時間帯/CO₂連動+二次加熱。

 

8|チェックリスト✅
☐ 方位・ガラス仕様・遮蔽の組み合わせを検討した
☐ 人・照明・機器のスケジュールを載せた
☐ 換気量はCO₂/用途要件の両面で根拠を持つ
☐ ピーク同時性と遅れを図で説明できる

 

9|まとめ🌈
負荷計算は“どこに効いているか”を見抜く作業。窓・人・換気・時間の4点を押さえれば、過大容量を避けつつ快適を守る道筋が見えます。次回は方式選定(個別/セントラル/VRF/チラー)へ。🧩

エアコン分解クリーニング白くまくん

image0_8.jpeg image1_8.jpeg image2_8.jpeg

日立白くまくん分解クリーニングです。

エアコン分解クリーニング白くまくん

image0_7.jpeg image1_7.jpeg image2_7.jpeg

日立白くまくん分解クリーニングです。

バイオクリーンサービスのよもやま話~part6~

皆さんこんにちは!

バイオクリーンサービスの更新担当の中西です!

 

さて今回は

~サイコロメトリ入門:空気線図の読み方・顕熱/潜熱・プロセス設計~

 

空調は空気の温度と湿度を移動させる仕事。空気線図(サイコロメトリックチャート)は、その移動を“絵”で表します。線図が読めれば、除湿に再熱が要る理由や夏の外気処理の難しさが直感で分かるようになります。ここでは軸と線→状態点→プロセスの順に習得し、最後に設計あるあるをケースで解説します。✍️

 

1|空気線図の“地形”を覚える️
• 横軸:乾球温度、縦軸:絶対湿度(g/kgDA)。
• 曲線:相対湿度線、斜線:エンタルピ線、右上へ凸:露点温度線、左上へ緩やか:比容積線。
• 飽和曲線(上端)は露点・湿球・エンタルピが交差する“海岸線”。

 

2|3つの基本プロセス
• 顕熱変化:湿度一定で温度だけ上下(線は水平)。暖房/冷却コイルの“表面温度が露点より高い”とき。
• 潜熱変化:温度ほぼ一定で湿度が上下(線は垂直)。加湿・除湿。
• 混合:2点を結ぶ直線上の比に応じ、中点に移動(外気と還気のミックス)。

 

3|コイル冷却で何が起きている?
• 冷却+除湿は、線図では右上→左下へ斜め。コイル表面温度が露点以下だと結露し、潜熱も処理。
• バイパスファクタ(BF):空気の一部がコイルを素通りする度合い。BFが小さいほど深く冷える/乾く。設計では表面温度・風量・コイル列数で調整。
• 再熱:深冷却で湿度を下げた空気を温度だけ上げ直す操作(左→右へ水平)。夏の過除湿対策に必須。

 

4|外気処理の難しさ️
• 外気は温度も湿度も高い(夏)or温度低く乾燥(冬)。顕熱と潜熱の両面を同時にさばく必要があり、全熱交換器(回転/静止)や除湿ロータの選定が効く。
• 顕熱比(SHR):顕熱/(顕熱+潜熱)。人が多い部屋はSHRが小さく、除湿寄りの機器が必要。

 

5|プロセスの描き方✏️
1) 設計外気点・室内設計点を決め、線図にプロット。
2) 混合比(外気率)で還気点と直線混合。
3) コイル出口(露点/表面温度・BF)を仮置きし、再熱の要否を判断。
4) 送風温度から必要風量を試算(Q=1.2×V×ΔT〈概算〉)。

 

6|ケース:会議室がムワッとする理由
• 人の潜熱(呼気/発汗)が急増。SHR低下→温度は下がるのにRHが60–70%へ。
• 対策:外気処理機で深冷却→再熱、もしくは再熱コイルで湿度側を優先。席数に応じて外気量/CO₂制御を導入。

 

7|「線図が読める」運用⚙️
• 吹出温度を変えると風量がどう変わるか、RHがどこへ動くかを線図で“予見”。
• 結露・カビの予兆(表面温度が露点を下回る)を外皮/ダクトで点検。

 

8|チェックリスト✅
☐ 室内点と外気点を線図に同時表示したか
☐ 混合点とコイル出口を根拠ある数値で置いたか
☐ 再熱の必要性をSHRで説明できるか

 

9|まとめ
空気線図は“空気を設計する紙”。顕熱/潜熱/混合の三角形を使いこなせば、除湿・再熱・外気処理の勘所が一気に見えてきます。次回は負荷計算。線図に載せる“量”を、建物から正しく読み取ります。️

エアコン分解クリーニング霧ヶ峰

image0_6.jpeg image1_6.jpeg image2_6.jpeg

 CAT:service01
霧ヶ峰の分解クリーニングです。